不正プログラムの実態
不正プログラムと言われているもののほとんどは、フリーのソフトウェアをダウンロードしてインストールした際におまけとして入れられたり、ウェブブラウザで閲覧したページの広告欄をクリックした際に、言葉巧みに誘導されて入ります。この場合、使っている方がインストールしている訳なのでセキュリティ対策ソフトウェアは邪魔をしません。
インストールされただけならば記憶装置の容量が減るだけで、使わなければ実害はないのですが、これがそうはいきません。その多くが、起動時に読み込まれるようにセットされ、ウェブブラウザのトップページを変更したり、使うつもりもないコミュニケーションツールの画面を表示したり、頼んでもいないのにシステムソフトウェアやハードウェアの検査を勝手に始めたりと、迷惑千万です。
それならば、見つけてアンインストールすればいいかと思いますが、そうは簡単にいかないものがあります。多くは
、本体がアンインストールされたかを調べる隠しプログラムもついでに入れておいて、次の起動時や再起動後、または翌日等に勝手に再インストールされるように仕組んでしまうものです。これらの退治は大変厄介です。
既知のものは、それなりのソフトウェアがあったり、セキュリティ対策ソフトウェアが対応していたりしますから、それらを使えば退治できますが、厄介なのは、それが普及?していない最新のものだったり、まれなものだったりした場合です。その場合、スケジュールされたいろんなプログラムを一つ一つ調べて、該当するものを、隠しプログラムも含めて削除すればよいのですが、ひとつ間違うと、システムが起動しなくなったり、正常に動作しなくなったりするという、危険性を伴った作業をしなければなりません。
では、これらの不正プログラムが入らないようにするには、どうしたらよいのでしょうか?
フリーのソフトウェアなどはインストールしない。
怪しい広告欄はクリックしない。
検索した結果の一覧をむやみにクリックして開かない。
となりますが、これではいろんな場面で不便さを感じることになると思われます。
ならば、どうしたら・・・
決定的な解決策は見あたりません・・・
やれることといえば・・・
フリーのソフトウェアをインストールするときには、目を皿のようにして、次々と表示される内容を逐一確認して必要のないオプションのチェックを外す。
怪しい広告欄をクリックして開いたり、検索結果をクリックして開いたりしたら、眉につばを付けて、内容をつぶさに把握し、甘い誘惑に負けないようにする。
というところでしょうか?
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最近はセキュリティスキャンをかけても、全くといってもいいほどウィルスは引っかかりません。でも、起動中のプロセス一覧を見ると、怪しいプロセスが、ウジャウジャと・・・
「ぎゃーーーっ!」